秋から冬にかけて寒い時期にぜひ作って欲しい具沢山の食べるスープです。
昔からスープの中でも特にクラムチャウダーは好きなんですが、市販されているのは具が少なく、本当にスープって感じなので野菜も貝も少し大きめにカットして具材を食べるようなスープが私は好きです。
アサリで作るレシピが多いのですが、貝もたくさん食べたいので私はホンビノス貝を使います。
最近ではホンビノス貝もスーパーなどで見かけるようになりましたが、アサリやはまぐりと比べると認知度は低いですね。
ホンビノス貝は見た目はハマグリに似ています。昔は白蛤と呼ばれていた位ですからね。
違いですが、よく見ると貝の模様が蛤は左右対称、ホンビノスは左右非対称なのが特徴です。もともと色合いも違うのですが、貝の模様で判断するとわかりやすいですね。蛤は若干赤みがかっているの対して、ホンビノスは白っぽいのも色の違いの特徴です。
最も違うのは値段です。今回クラムチャウダー用に市場で買ってきたのは1kg/550円のものでした。最安では1kg/400円~ありましたので貝としては安いですよね。
浅利がスーパーでg/100円~130円位なので、kgで比較するとkg/1000円~1300円ですので、浅利の半額くらいで買えます。
ホンビノスは殻自体に重みがあるので1kgあっても実は中身はそこまではないです。上の写真でわかるんですが、鍋一杯に入っている貝も中身を取り出したらたいした量ではありません。
ホンビノスは砂抜きの必要がない(もや抜きはした方がよいかも)ので私はBBQに持っていく事もあります。ハマグリには味の繊細さで劣りますが決して侮れない安価で大きく美味しい貝なのでおすすめです。
ホンビノスを利用する上で一点注意があります。浅利や蛤などに比べ海水をたくさん含んでいるので塩分が非常に多いです。料理に使う場合はこの塩分を計算に入れてつくるか、塩抜きして使うのをおすすめします。
酒蒸しなどに使う場合は塩抜きをし、クラムチャウダーなどでは味付けの塩を減らしたりして塩分を調整するのがよいと思います。
もし、行きつけのスーパーの魚コーナーにホンビノス貝がありましたら、ぜひ買ってクラムチャウダーに挑戦してもらえるとうれしいです。
お店で食べるよりも野菜と貝を沢山使ったクラムチャウダーは別格の美味しさなので、ぜひぜひ家で作る事をオススメします。
秋のBBQや冬のキャンプなどにとってもあったまるおすすめのスープです。バケットも添えると、最強のコンビになりますので、ぜひお試しください
材料
調理時間:60分
【材料】
・ホンビノス貝……1kg
・しいたけ……2枚
・しめじ……150g
・じゃがいも……3個
・にんじん……80g
・たまねぎ……1/2個
・ベーコン……100g(スライスでもOK)
・バター……30g(
・白ワインor酒……大さじ6
・水……450ml
・小麦粉……大さじ3
・牛乳……600ml
・塩・コショウ……少々
作り方
❶ホンビノス貝をバットに並べ、塩水(500mlの水に大さじ1)を貝が浸かる程度に入れ冷蔵庫に1時間程度置きます。
❷玉ねぎは薄切り、じゃがいも、にんじん、ベーコン、は10mm程度の角切り、きのこはみじん切りにします。
❸鍋にバター10gを熱し貝と白ワインor酒を入れてアルコールを飛ばしたあと、水を入れてふたをし蒸し煮にします。貝の口が開いたらザルでこし貝出汁と殻から外した身に分けます。貝の身が冷めたら10mm程度の角切りにします。
❹鍋に残りのバターを入れて、にんじん、じゃがいも、たまねぎ、きのこ、ベーコンを加えて焦げないように中火~弱火の間くらいで炒めます。炒める際は木べらなどで野菜が崩れないようにやさしく炒めてください。しっかり炒めたら小麦粉が玉にならないように少量づつ加えて炒めます。小麦粉が入れ終わったら貝だしのスープを加えてひと煮立ちさせアクを取ります。
❺牛乳と貝を加えひと煮立ちさせ、味をみて塩・コショウをします。貝の塩分があるので味を見てから塩を足すと失敗しません。
❻BBQやキャンプなどではジップロックに入れ冷蔵保存し、当日フライパンやスキレットを一緒に持っていけば温められるのですぐスープができて便利です。またバケットを持っていき、網で焼いてクラムチャウダーに合わせれば最強になります。仕上げに緑のパセリをかけると彩りが綺麗で女子うけも最強に仕上がります。
料理のコツ・ポイント
クラムチャウダーには浅利も美味しいですが、安価のホンビノス貝をたくさん入れると貝出汁がたくさん出てがおすすめです
ホンビノス貝を使う場合は最後の味の調整の時に塩加減は注意してください。塩抜き具合によっては最後の塩がいらない場合もあります。
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