この料理をつくろうとしたきっかけ
友達がこの冷や汁が好きで、夏になるとよく食べてるって聞いたんですよね。
夏になると宮崎とか九州の物産展でこの冷や汁セットが販売されるみたいで良く買うんだよーって教えてくれました。
なら試しに作ってみようかというのがきっかけでしたね。こいつが夏の〆のご飯に最高なんですよね。
今では私もこの冷や汁が大好きになり、夏場の〆と言えば冷や汁!って感じになってしまいました(笑)
どんな料理かというと、昆布とかつお出汁に香ばしく焼いた味噌を溶かし入れます。ここまでは完全に味噌汁ですね。
具材は、みょうが、きゅうり、大葉のさっぱり黄金コンビに、胡麻、豆腐、アジの干物をほぐしたものを入れ冷蔵で冷やします。
キンキンに冷えたものをご飯にかけて、お茶漬けのようにさらさらっと食べる料理です。これは夏を感じまくりですね。
夏の暑さで食欲が落ちるこの時期にキンキンに冷やした、冷や汁は食欲倍増間違いなしです。
あまり名前を聞いた事がない人も多いかと思いますが、ぜひ宮崎の郷土料理の冷や汁を作ってみて欲しいと思います。
料理のコツ・ポイント
①昆布とかつお出汁をとる
ほんだしでも可能ですが、シンプルな料理なので出汁が結構重要になります。昆布とかつおからしっかり出汁を取ればより美味しい冷や汁ができると思います。
②焼いたアジは骨、ぜいごをしっかり取り除く
さらっと食べる料理なので、小骨やぜいごなどが残ると最悪の食感になります。丁寧にしっかり除去してください。
③味噌は焼いて香ばしさを出す
ちょっとひと手間なんですが、味噌をオーブントースターなんかで焼くと、香ばしさがアップしてワンランクアップの冷や汁ができます。
【宮崎の郷土料理 冷や汁】の作り方
材料
【だし汁】4~6人分
- 水1500ml
- 出汁昆布 15g(水の1%)
- 鰹節薄切り 15g(水の1%)
- 味噌160g (大さじ9)
【具材】
- アジの干物 … 2尾分
- きゅうり … 1本~2本
- 豆腐 … 1/2丁から1丁
- 大葉 … 8枚
- みょうが … 2個
- 白いりごま(またはすりごま) … 大さじ1
- ごはん … 適量
作り方の工程
①アジの準備
アジの干物を焼き、骨、ぜいごを綺麗に取り除きます。バットなどにうつして作業するとやりやすいです。
②出汁の準備
水1500mlに対して昆布15g、鰹節15gを用意します。ほんだしでも作れますが、この料理は出汁をしっかりとるのがおすすめです。
火を入れる30分前くらいに水に昆布を入れ戻しておきます。30分位経ったら火を弱火にしゆっくりと沸騰直前の温度まであげていきます。
昆布はぐつぐつ煮てしまうと、昆布臭さ、えぐみ、ぬめりが出やすくなるので注意です。繊細な出汁を取る必要がない場合は火を強めにしてしっかり昆布出汁をとっても良いかと思いますが基本は沸騰直前で取り出す物と覚えておいてくださいね。
昆布を取り出して、一度沸騰させた所で火を止めかつお節を入れます。再度中火にかけ再沸騰したら弱火にし5分ほど煮出します。アクが出れば取ってください。
今回のような味噌味や濃いめの味付けの場合は、かつおの出汁ガラはぎゅっと絞って出汁の水分を全部だしましょう。お吸い物なんかで使う場合は強く絞ると雑味がでるのでやめたほうがよい場合もあります。
③きゅうり、みょうが、大葉の準備
きゅうりは両端を落とし小口切りにした後、塩小さじ1/2をふり(きゅうり2本に対して)塩もみし5分から10分程度時間を置きます。十分に水分が抜けたら、ぎゅっときゅうりの水分を絞ります。
みょうがは輪切りに、大葉は千切りにし両方とも水にさらしあく抜きをします。5分程たったらザルにあげ水を切ります。水分が多いようなら軽く絞ってください。
④味噌の準備
味噌は焼く事で香ばしさがアップしますのでひと手間かけて焼きます(時間なければそのままでもOK)
アルミホイルにサラダ油を軽く塗りそこに味噌を広げこんがりと焦げ目がつくまで焼きます。トースターなどで焼く場合は途中から一気に焼け焦げる場合があるので注意が必要です。
⑤材料を合わせる
味噌を大きめのボウルなどに入れ、冷たい少量のだし汁で少しづつのばします。だし汁が全部入り味噌が十分に溶けたら、ほぐしたアジの干物、絞ったきゅうり、みょうが、大葉を入れます。豆腐は小さく手でちぎりながら入れます。
最後に胡麻を指で潰しながら入れると胡麻の風味がたって香りがよくなります。
全体をさっと混ぜ、冷え切ってない場合は冷蔵庫でしっかり冷やします。しっかり冷えたらご飯にかけて完成です。
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